九州・沖縄の観光施設休業・休館・休園（再開）情報一覧

卒業旅行は例年通り

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　石垣市観光交流協会によると、感染拡大でツアーや修学旅行などの団体客が軒並みキャンセルになった一方、3月の卒業旅行シーズンは例年通り個人やグループ客が訪れていたという。

多くが成田空港や関西空港発の格安航空会社（LCC）を利用していたとのこと。

沖縄の2～5月の観光客数は前年同期の３３４万人から半減し、１６７万人となる見込みだ。

海外からの旅行客は国際便の運休によりなく、国内線においても旅行自粛に伴い減少している。

そんな中でも日本人の旅行客はいる。

「沖縄は患者の数が少ないので大丈夫」と根拠のない情報が拡散し、沖縄の方が安全と思う人もいるようだ。

４月５日に開かれた感染症対策専門家会議では、県外からの旅行を「２週間程度制限する」など期間を区切った運用を求める意見が出た。

地元住民の気持ちは複雑で、感染病床が八重山病院に3床しかないことを挙げ、「医療体制が整っていない。もし患者が発生した場合、小さな島なので一気に増える不安もある」「現状では観光客の入域制限を考えるべきだ」と心配の声があがった。

これを受け、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローは県外からの旅行等を含む渡航についての自粛要請をした。

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ＪＲ九州のホテル営業休止

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今月７日の緊急事態宣言を受け、ＪＲ九州ホテルズは感染拡大を防ぐためにも対象地区となった福岡や東京の一部ホテルの休業に踏み切った。

対象となるホテルは、福岡市の「ザ・ブラッサム博多プレミア」「ＪＲ九州ホテルブラッサム福岡」、北九州市の「ＪＲ九州ホテル小倉」など。

同じグループの「ＪＲ九州ホテルブラッサム博多中央」と「ＪＲ九州ステーションホテル小倉」は営業を継続し、休業するホテルに予約している客を同一エリアのホテルに案内するとしている。

自粛に協力的な九州

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自治体から市民への外出自粛要請が相次いだ九州各県の中心部の通りから、週末は人波が消える。

九州最大の繁華街、福岡市の天神や博多駅周辺の主要商業施設は軒並み臨時休業し、夜の歓楽街も客足が鈍り、週末とは思えないほど静まりかえっているという。

JR博多駅は「JR博多シティ」や「キッテ博多」など周辺施設が臨時休業、天神地区でも岩田屋本店、福岡三越、イムズなど大半の商業施設が休業し、ドラッグストアなどを除いてシャッターが閉まった。

自営も多い歓楽街への影響は経営に大打撃を与えているが、「ここで引き締めないと、ますます感染が広がる。休業は仕方ない」と理解の声が多い。

街が一丸となって感染拡大の防止に努めている。

オンライン学習　ビデオ会議

４月１３日福岡市西区の市立福岡西陵高で、学校側と自宅の生徒をオンラインで結んで学習を支援する取り組みが始まった。

新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校が続く中、教師による解説や生徒からの質問など双方向のやりとりが可能なビデオ会議システムを利用した。

始業式やホームルームについても画面を通して時間を共有し、生徒たちは自宅のパソコンやスマートフォンなどを使って閲覧した。

「チャット機能で生徒の理解度を確かめながら教えたので、進み具合は普通の授業の半分ほど。操作の習熟度を上げていきたい」と英語を教えた早川亮教諭は述べた。

いつまで続くか分からない休校に対しても、ネットを活用した教育は生徒だけでなく保護者としてもありがたいことだと思う。

出来ない事ではなく、出来ることを最大限に活かし前向きに取り込もうとする同校の取り組みが、全国に広がることを期待する声も多く上がっている。