使い捨てマスクではなく「布マスク」
使い捨てマスク VS ガーゼマスク
新型コロナウイルスの影響により、不織布(ふしょくふ)使い捨てマスクの品薄の状況が続いています。
使い捨てのものが手に入らないことからガーゼマスク(布マスク)を手作りする方、も増えています。
また、政府からも1世帯あたり2枚の布マスクが配られることが発表されています(2020年4月6日時点)。
布マスクは何度も使えて便利ではありますが、成人男性が自分で作ることは大変であったり、しっかりお手入れしないと汚れてしまう点など手間がかかるイメージがあります。
男性は特に不織布使い捨てマスクを好みます。
では、双方の利便性や効果があるでしょうか。
使い捨てマスク
oneday用として気軽に使え、使い終われば捨てられる名の通りの使い捨てマスクは、需要が高いです。
サイズも色もバリエーション豊富で風邪だけでなく、花粉症・インフルエンザ・PM2.5の時期には多くの方が使用しています。
品薄状態の現在、使い捨てマスクを洗濯し再利用しているとの声も耳にします。
しかし、使い捨てマスクの再利用に関して全国マスク工業会や花王は、「洗って繰り返し使える表記の無いタイプは、洗うとウイルスをキャッチする性能が落ちるのでお勧めできません」と伝えています。
どうしても再利用したい場合の洗い方も掲載されている。具体的な方法は以下の通りだ。
(1) 中性洗剤で押し洗いをする。もみ洗いはしない
(2) 十分なすすぎをする
(3) 熱に弱い材料が使われているマスクもあることから、型くずれを軽減するために乾燥機は使わず、十分に乾燥させる
「洗える」という記載のない使い捨てマスクは、洗っても元の機能は有さないとし、
「再利用される場合、あくまでも咳エチケット・濃厚な接触感染や鼻口に直接触れる頻度を少なくする為の使用であることをご理解ください」としています。
ガーゼ(布)マスク
子供の給食用・敏感肌向け用としてのイメージが強いガーゼマスクですが、使い捨てマスクの品薄状態に伴い、需要が高まっています。
洗濯をし再利用が可能という利点の反面、ミシンの使用・作る手間などなかなか作るに至らない方も多いです。
しかし、身近な方に作ってもらう・譲ってもらうなど、再利用のできるガーゼマスクを備えておくことも現状では必要なのかもしれません。
ガーゼマスクの洗い方
厚生労働省と経済産業省が公開している「布製マスクの洗い方動画」を配信しています。
また、花王も「外で使用していたマスクのケア~マスク(布)の洗い方~」として手入れ方法を掲載しています。
花王は「花王からのお知らせ」として、マスク以外の役立つ情報などをTwitterにアップしています。
編集後記
まだまだ情報が少なすぎる新型コロナウイルス。
情報化社会の現代において、信憑性の低い情報が先走ってしまったり広まってしまうことも多いです。
慌てた行動をせず、取るべき行動が出来るような冷静さを持ち、無理なく出来る行動を心掛けたいと思います。